ラベンダーと星空の約束

 


この涙は嬉し涙に間違いなかった。


4年間知りたくてたまらなかった流星の無事が分かったんだ。



高校にも通っている。


幼いあの夏にはできなかった事が、今は彼の普通の日常になっていると思う。



安堵と歓喜で心が波打つようにざわめいて、

しばらくは落ち着いてくれそうになかった。



「大樹…流星に会いたい…

私、流星と同じ高校に行く」



「はぁ… そう言うと思った」




大樹は大きな溜息を吐き出すと、

カウンターテーブル上のパソコンを操り、何かを検索し始めた。

そして検索結果を私に見ろと言う。



大樹の隣に椅子を寄せ、ティッシュで目を拭いながら画面を見つめた。



それは流星の通う東京の高校、

明絖大付属高等学校のホームページだった。



去年の募集要項の偏差値を見ると…

うっ 割と高め。



でも、田舎の中学とは言え、学年1位の座を守り続けている私なら多分大丈夫。