彼女に時間を貰い、
その質問をどうはぐらかそうかと考え込んでいた。
「スポーツ嫌いって本当?」
いかにもそれが腑に落ちないという表情で聞いた彼女…
何てごまかすのが適切か…
本当の理由を言う気にはなれなかった。
しばらく目を閉じ考え込んでいると、
大腿の上に急に重みを感じ、驚いて目を開けた。
大腿の上には彼女が跨がっていた。
その指先は、俺のワイシャツのボタンを外そうとしていた。
「ゆかりちゃん!?何やって……」
慌てて彼女の手を掴み、その行動を止めさせた。
「見せてよ流星…手術の跡を見せて?」
「…何で……い…いや〜ん。
ゆかりちゃんてば大た〜ん!」
「…見せて」
「はぁ…
止めた方がいいよ?マジで引くから」
「引かないってこの前も言ったでしょ?
知りたいの。隠さないで教えてよ。逃げないで…お願い」


