ご飯は、挽き肉を甘辛い味付けで炒めたそぼろご飯。
仕上げに、ちょっとだけ山椒を振るのが私流。
おかずは、だし巻き玉子とミニハンバーグとグリーンサラダ。
ミニハンバーグはつい癖で、弟の好きなチーズを中に入れてしまった。
「美味し〜!
ゆかりちゃんって、料理まで出来ちゃうんだね。
ヤッバ マジで惚れちゃう〜!」
「はいはい」
「あれ〜?そんな素っ気ないふりして、逆に照れてる?
褒められて照れちゃってる?」
「照れてないよ。
自分の料理が美味しいと分かってるから」
「ハハッ 相変わらずクールな反応だねー。
ツンツンもいいけど、たまにはデレも見たいなーなんて…」
「デレって何?」
「何でもなーい!
このだし巻き玉子、超好きな味!おーいしー!
ねぇ、若いのに何でこんなお袋の味が出せんの?」
「実家の家事はほとんど私の役目だったから。
弟は腹減ったから何か作れってこき使うし、お母さんはお店が忙しいから」
「ふーん。なるほどね。
お店って何の店?」
「みや…あっ…軽食屋…みたいな?」
土産物屋と言いそうになり焦った。
土産物から観光地を連想して、
知られたくない方へ話しが流れるのを避けなければ。


