「ねぇ瑞希君、
私、どこまで流星に体を許せばいいの?」
「ええっ!?
既にあいつに何かされてるの?いつの間に?」
「あれ?言葉が変だったね。
えーと…チャラさに慣れるにはどうしたらいいの?」
「あぁ…そう言う質問ね。驚かさないでよ。
チャラさに慣れる必要はないけど、大ちゃんから逃げなきゃいいんじゃないの?
あいつって、すぐに茶化してごまかす癖があるんだよね。
向き合って、本音を感じ取る努力をしてみなよ」
「逃げずに向き合って、本音を感じ取る努力…」
「そうそう!
僕としてはさ、もう一度二人の恋が始まればいいなーって思ってるよ」
瑞希君はツインテールを揺らしながら、
可愛らしく笑って応援してくれた。
「私…
今の流星のこと好きになれるかな…」
「大ちゃんの中身を知れば、きっと好きになる。
だって、君から聞いた5年前のあいつと、変わっていないから。
大ちゃんも同じ。
記憶が無くても一度本気で惚れたなら、
また君を好きになる可能性はあるんじゃない?
セフレはダメだけど彼女ならOK!
本気にさせてみてよ。
恋に走る大ちゃんを見てみたいな〜!」
私と流星の恋が、もう一度始まる……
瑞希君は軽く言ってくれるけど、
今の私には上手く想像出来なかった。
再会する前、
何度も想像していた初恋の続きの物語。
再会した事で想像出来なくなるなんて、何だかパラドックスみたい。
想像は出来ないけど、
気持ちが明るくなった気がした。
流星は変わってない。
寮生活を共にしている瑞希君が言うのなら、そうかも知れない。


