命賭けのカクレンボ

私と薫は保健室を後にした。


廊下を歩く時は細心の注意を払う。


多分、朝陽じゃない“ナニカ”の存在に薫も気付いているんでしょ…?


保健室から出て直ぐ角を曲がると体育館がある。


「薫…」


「…行くぞ」


言い出したのは私なのにすごく不安…?な、気持ちになる。


薫はいつもふざけているけど便りになる。


でも…そらのことが好きなんだよねぇ…?


…って!!!


私が好きなのは神谷君じゃないっ!!!!


もうっ…。