《才蔵side》

俺は、小太郎と共に、怪しげな謎の建物に

入っていった。








………それにしても、な。


時空移動など、非現実的過ぎるな……。


小太郎はあの女が余程嫌なのだろう。


俺も実際そうだがな。





真田十勇士を舐められては困る………。


幸村様に認められた優秀な忍、真田十勇士。


例え時代が違えど、上手く行く筈だ。


俺は、絶対にあの女の言う事は聞かない…。









だが、その決意さえも無惨に崩されるなどと、

俺も小太郎も思ってすらいなかった───