卒業まで一週間を切ったある日。 宇佐見くんが私に言った。 「上原さん、ラジオを聴いてるって、前に言ってましたよね?」 「うん、聴いてるよ。」 「今日は、絶対聴いてください。」 そう言って帰っていった。 今日のラジオ、特別なゲストでも来るのかな? 私は、勉強をしながら、いつもラジオを聴いていた。 それは、受験が終わった今でも変わらなかった。 いつもの時間にラジオをつける。 BGM代わりに聞きながら、読みかけの本を開いた。