「あれ?なんで結が泣いてんの?」



「うん…なんか…感動しちゃって…。」



そう言う私の頭を、ポンポンと叩いた。



「応援、ありがとな。」





汗まみれになって、一心に戦う姿の美しさ。

何か一つ、真剣に打ち込めるものを持つことは、最高に素晴らしいことだ。



上原くんの姿は、私の胸に深く深く刻まれた。

私も夢に向かって、あなたのように頑張っていきたい。




ああ…この上原くんを、ずっと見ていたい。

ずっとずっと、応援していきたい。



だから…



絶対に、バドミントンを辞めさせるわけにはいかない…。