それから私たちは、付き合って初めてデートらしいデートをした。 映画を見て、食事して、ボーリングしてカラオケして…。 暗くなるまで一緒に過ごした。 本当に楽しくて、時間が過ぎるのがあっという間だった。 帰り際、上原くんが私に言った。 「俺が、朝に言ったこと、ちゃんと覚えてる?」 「…朝、言ったこと?」 「予約…いつか…俺とって…言ったでしょ?」 「うん、また、デートしようってことよね?」 「…お前…相変わらず鈍いな…。」 上原くんは、フーッと長い息を吐いた。