「1495日の初恋」




由里子さんの気持ち、上原くんの気持ち…。

そして、宇佐見くんの気持ち…。

みんなの気持ちが伝わってきて、涙がこぼれた。



みんな、みんな一生懸命なんだ…。

人を好きになるって、一生懸命なんだ。



私は、そっとその場所を離れた。







止めた自転車のところで、宇佐見くんが帰ってくるのを待った。



「おまたせ~!」


宇佐見くんが、勢いよく帰ってきた。

私は、笑顔で出迎える。


「宇佐見くんって、スーパーマンみたいだね。」


「ほんと?マジで?やったー!…ありがとう。」

そう言って、無邪気に笑う。


ああ、ほんとに宇佐見くんはヒーローみたい。

人の心を助けるヒーローだ。