「由里子…あのさ、練習しないか?俺、いつも思ってた。由里子にマネージャーみたいな真似させてんの、すごく嫌だった。」
「海斗くん…。」
「一緒に手伝うから…もう一度、一緒にバドミントンやらないか?まだあと一年ある。最後の大会までには、時間がある。由里子に選手でいてほしいって、俺もみんなもずっと思ってる。」
「…。」
「俺、そのためには何でもするから。由里子が選手として復帰できるように、なんでも手伝うから…だから、もう一度一緒にやらないか?」
宇佐見くんも由里子さんに向かって、優しく背中を押した。
「そうですよ、由里子さん。上原くんは一緒にいてくれますよ。ずっと、チームメイトとしてそばで支えてくれますよ。」
「…海斗くん…私…。」
上原くんと宇佐見くんは、うん、と頷いた。
「ありがとう…あの…もう少しだけ…海斗くんのこと…好きでいてもいい…?」
由里子さんは小さくそう言うと、穏やかに微笑んだ。



