由里子さんが、訥々と話しはじめる。
「海斗くんが好きなの…。」
「由里子…ありがとう…俺なんかのこと、思ってくれて…。」
「ずっと、ずっと好きだったんだよ…。」
「ありがとう…でも…由里子は俺なんかよりも、ずっとずっとバドミントンがうまくて、明るくて元気でさ…みんなの憧れの的なんだよ。それが、なんで俺なんかのことをって、ずっと不思議だった。」
「…。」
「由里子がケガをしたとき、俺、本当に自分がケガをすればよかったって、何度も代わりたいって思った。だって…俺なんかより、チームには由里子の方が必要だったし。」
「海斗くん…。」
「全国大会だって、由里子がいなくて勝てなくて…俺が全部チームの足を引っ張ってさ…。」
「…。」
「由里子にもみんなにも申し訳なくて、必死で練習したよ。…でも、なかなかうまくなれなくて、今もみんなに迷惑をかけている。」
「…。」



