私は、その言葉に驚いて、ゴクリと唾を飲みこんだ。 上原くんは、悲痛な表情で私を見つめている。 震える唇から小さく漏れる声。 「…うそだ…。」 上原くんが、呻くようにつぶやいた。 「うそじゃない。今見ただろ。これからいいところだったのに。なんなら見ていきます?」 宇佐見くんは、私に近づくと、強く顎を掴んで上に向けた。 そして、首を傾けて唇を寄せる。 避けようと思っても、宇佐見くんの力が強くて動けない。 私は、ギュッと目を瞑るしかなかった。