「………え」


レンタル彼氏。


そう、打ち込んだのに出てくるのはどれもレンタルと彼氏で分かれたものばかり。

……やっぱ嘘なのかな。





次々とページをクリックするが、どれもハズレばかり。
頭を抱えた時。



「ただいまー」



げ。
お兄ちゃん。


私は急いで電源を落として、部屋を出た。



先にリビングに入ったお兄ちゃんにはバレてない。
よかった。



自分の部屋に入って、私は椅子に座って机に突っ伏した。


……………





レンタル彼氏。


そんなものがあるのだろうか。




だけど、あのブログは確かにそう書かれていた。
嘘には思えない。
だって、値段について触れたり、具体的すぎた。


明日はちょうど学校は休み。
だけど、お兄ちゃんは部活だろうからその間調べるしかない。


ソワソワする私を母親が大声で呼ぶ。
あ、すっかり忘れてた。
私お腹空いてたんだ。


そう、自覚したら一気に腹が鳴りだして。


今日のとこは考えるの終了!と決めて、リビングへと向かった。