…つくづくこんな自分が嫌になるよ。
部屋に入ってからも、布団に潜りこんでずっと泣き続けた。
順二の告白は乾いた私の心に染み渡っていった。
こんなにも不安定になるぐらい、私は伊織しか好きじゃないのに。
その日。
やっぱり伊織は私に連絡を寄越さなかった。
私が返事してないのに何をいうって感じだけど。
翌朝。
泣きすぎて腫れた目は、本当に酷かった。
あまりにも酷くて、鏡を見るのが少し怖い。
だから、仮病使って学校を休んだ。
……順二が気にするかも。
そう、思ってたけど今この顔のこと和に突っ込まれたら何も言えない気がする。



