あの日からもう三日。

伊織から連絡がない。


あの日とは、途中で客に呼ばれて帰ったあの日。


あれ以降、電話もメールも返信がない。
それどころか、昨日から携帯の電源すら切れている。

心配すぎて、学校にいても私はそわそわしちゃって。
授業も上の空。


そして改めて気付く。
私はこんなにも伊織が好きなんだと。



どうしてだろう。
馬鹿みたいに好きなんだよなあ。