「ハハっ!!最下位の無能低脳糞庶民ヤロウが
よく私たちに刃向かったものだね!!」

やけに一言多いですね、愛奈さん。

その瞬間私はゾクリと鳥肌が…ひィ!!

怖いっス!!

怖いっスよ、愛奈さん!

私は青ざめた顔を必死に元に戻しつつ前を向いてスクールバックから
オレンジジュースを取り出す。

炭酸飲料は昔からだいっキライな私。

好きな飲み物って言えばオレンジ、ピーチ、ぶどう、
りんご。

だから私の部屋の冷蔵庫には炭酸飲料が入っていなくて
オレンジジュースが入っている。

「ぷっはぁ…」

ジュースをがぶ飲みして一休み。

黒板横にあるデッカイスケジュール表によると今から4時限の
現代文が始まって、次が昼休み。

次は移動教室じゃないから授業用意もそんなに急ぐ必要はない。

はあ。

昼休みにはおもいっきり喧嘩できるのかなあ!!

あ~楽しみすぎるっ。

ちなみに…余談ですけれど。

私、柔道黒帯、剣道7段ですよ?

あー。思いっきり投げ飛ばせるのかなっ、瀬戸内達!!

その後は4時限の始まりを告げるチャイムが鳴り私は
ワクワクしながら昼休みを待った。