プレゼントしてもらったワンピに似合う靴と小物

3人が物色済みの洋服を購入すべく目当てのshopに向かった…

数時間の出来事なのに…変化が激しすぎて気持ちが追いつけない…

お酒を飲んだ訳でもないのに…

アルコールに酔ったような気分でフワァ~とした感じ

危なっかしいと感じたのか…佳乃が腕を支えながら私に言う

「見て見て!音 ほら男の人たちが音にクギ付けになってるよ」

通りに視線を移したら…

男性たちが本当に私を見ていて目が合った途端に顔を赤くした!

今まで経験した事の無い男性の反応に、私の顔も真っ赤になって思わず俯いてしまう

「音…」

佳乃は言いかけた言葉を飲み込む

音…
今日からはいつも人の視線を感じる生活になるんだよ…

行動の全て一挙手一投足まで人に注目される!

本来の姿になった『音』の姿に喜びを感じつつ、音が体験することになる試練を思い

佳乃は不安を拭い去ることが出来ない…