土方は、突然背を向けた薫の行動を不思議に思って、薫に声を掛けた。


しかし返事がなく、顔を覗き込むと薫は土方の顔を押し退けた。





その時、土方から少し見えた薫の顔は相変わらず真っ赤だった。


土「何だよ、照れてんのか。」


薫「てっ、照れてなんかない!!」





そう言って、薫は土方から自分の顔を隠すように抱き付いてきた。


そして土方は少し息を吐くと、優しく抱き締め返した。





こうして、薫と土方は互いに想いを伝えて恋仲となった。


しかし2人はまだ知らないが、長州育ちの薫と新選組副長の土方。





この関係は、ならぬものなのだ一一一一一