薫が固まっていることに逸早く気付いたのは、新八だった。


新「おい、総司………薫ちゃんが固まってるぞ。」


総「本当?………あ、もしかして僕か初めて?嬉しいな〜♪」





新八の言葉に、総司は呑気に返事をして薫をより強く抱き締めた。


すると、薫の様子がおかしいことに左之が気付いた。


左「なぁ総司、そろそろ離した方が………」





しかし、時既に遅し。


薫「き………きゃあぁぁぁああ!!!!」


一一一一一ばっちーん





土方に追い掛けられている総司の頬には、その時の薫の掌の痕が少し残っていた。


その痕を見た薫を除く4人は、薫の嫌がることは止めた方が良いと学習したのだった。