「まぁ、推定だけどね」 そうだよね。 もともとは野良猫だったんだもん。 何歳だったかなんてわからない。 「駅から車だったのに車あったんですね」 「ちょっと用事があって駅に車を止めてたんだ。だからちょっと遠回りしちゃってさ」 「それで間に合わなかったんですね…」 「まぁ、そうだね。 でも、木島さんに会えたからいいんだ。良かったよ、かえってなくて」 「たまたまですよ」 偶然か、と笑ってゆっくりとスピードを落として大きなマンションの地下に入っていった。 「えっここ……?」 「うん」