-4年後 「愛莉、そんなに急いでたら転ぶよ」 「大丈夫だよ」 「何を根拠に言ってんの… ハラハラさせないでくれる?腹に響くよ」 朝希は私のお腹に視線を向けた だって早く報告したいんだもん! 「心配しすぎだよ。ほら、もう着いたよ」 朝希の手を引っ張る 「ちょっ、愛莉」 慌てる朝希を横に私は前を向いた 「お母さん、私…赤ちゃんができたよ!」 この前妊娠が発覚して、お母さんにはそのことを早く報告したかった