『わからないじゃねえよ。…お前変わるんじゃなかったのかよ』



『変わりたいよ。変わりたいけど、寂しいよ。自分が原因かもしんないけど、一気に一人になって、自分は選ばれない女なんだって思ってたのに、別れて私といたいと言われたら、心に迷いだって出るよ』




『その迷いがこういうことになったんだろーに』




『亘は強いし男だもん。そんな亘に私の気持ちがわかるわけないよ』


涙が出てきた

凄く怒って呆れる亘に、悲劇のヒロインぶってるだろう私は、辛くて、切なくて…

何故、そんなに責めるの?

誰かに必要とされたら、嬉しいと思ってしまうことさえいけないの?

私が不倫をしたから?

そんなことすら思う資格はないの?