『は?うるさいってお前がうるさいから』


『頭おかしくなっちゃったんじゃない?
病院行ってこいよ』


ゲラゲラと高笑いが教室に響く。さっきまで泣いていた渚も何故か笑っていてやっぱりウソ泣きだったんだ。

名前も知らないし、話した事もない人達でさえ私を馬鹿にしたような目。


‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐優劣つけたいなら勝て。

私は強くないけど、こいつらにだけは絶対負けたくない。



『………病院?あんた達の方がよっぽど頭おかしいでしょ。一人じゃなにも出来ないくせに偉そうに。私の事が気に食わないならこんな卑怯な事しないで直接言いに来なよっ!私は逃げも隠れもしない。いつでも相手になってやるから』


心臓がバクバクする。足がガクガクする。

本当は怖いけど負けたりするもんか。