【完】キミへの想い。

「ことね?どうかした?」



わっ!やば。ボーッとしてた。



春人くんに言われるまで、気づかなかったな…。



「な、何でもないよ?」



考えてたこと…言うにも言えないな。春人くんと一緒にいるのに、芳樹のことなんて、考えちゃダメだもん。



「嘘つけ。顔に書いてある。何か悩んでんだよな?」



どうして分かるの…?そ、そんなに顔に出てたかな?



確かに芳樹に顔に出やすいって、いつも言われるけど……それで好きな人バレたんだしね。



「うん……芳樹のことで…」


隠すこともないよね?私は思ってることを全部話した。



「…………ふーん」



ふ、ふーんって…ちょ、ちょっと反応酷いな…



春人くんは気に食わないような顔をしている。



「そんなに仲田が心配?」


そりゃそうだよ…


「うん…」



「その原因はな?知らなくていいから、いつも通り接しとけば大丈夫。でも、恋の相談?はしない方がいいよ」



相談?なんでー…?



「何で?って顔してるね。そりゃ、仲田が俺に嫉妬してるに決まってんじゃん。それ以外に何か理由あるか?」



へっ…?し、嫉妬?


「まぁ…とりあえずその話には触れない方がいいよ。な?」


うん、その通りだよね。春人くんはやっぱり大人だなぁ…天然のくせして…格好いいこと言うんだから。