12月24日。


この日は学校裏で集会を開いていた。


クリスマス、年末年始と街の暴走族たちがはしゃぎだす時期。


あまりに無茶な連中を見かけたら抑制する必要がある。


団結力が強まって来た今のメンバーは、みんなあたしの言う事を聞いてくれるようになっていた。


今回の集会もスムーズ進み、終盤に差し掛かった頃……。


1人の体の大きな男が雄たけびを上げながら公園へと入って来た。


「誰!?」