ようやく慧兒は私の手を掴み店内に入った。 真っ先に慧兒が向かった先はペアネックレスのある場所。 その場所には休日だからなのかカップルが沢山いた。 「魅音、ペアネック買わない?」 慧兒が子供みたいな可愛い笑顔で微笑む。 「うん。欲しい」 私もそう言い微笑んだ。