「ありがと…」 私は小さくお礼を言うと慧兒はコクンと頷いた。 「よし、準備完了。お姫様お手をどうぞ?」 慧兒は照れ笑いをしながら私に手を差し出す。 そんな慧兒が可愛くて…私も笑った。 「お願いします、王子様」 私は慧兒の手を取り外に出た。