「これで、君はもう確実に ボクノモノ」 そう言って彼は私にキスをした。 そのキスは慧兒の香りと煙草の匂いが混ざっていた。 そんな慧兒を見ていると無意識に口が動いた。 「…慧兒。お買い物行かない?」 何をされるか分からないのに。 私何言ってるんだろう、こんな時に。 でも慧兒はそれを許してくれた。 「うん、行こっか。約束だもんね」 そう言って慧兒は私にはめられた首輪を外した。