俺は死んだんだろうか。






まぁ死んだだろうな、あれだけの爆発だったわけだし。


店長に吉田さん、大丈夫だっただろうか。


猫たちも…あの爆発の時まだ近くにいたはずだ。


みんな無事だっただろうか。


それに…雪見さんも…。






あの爆発のとき、その瞬間、雪見さんの声がして、そして俺は雪見さんを目の前でみたのだ。


そこからは記憶が曖昧だが、俺は空を飛んだ気がする。


雪見さんと一緒に。





そんなわけないか。


やっぱり俺は死んだんだな。


最後に雪見さんの声を聞いたとき、かなり近くで聞こえた。


これがもしも幻聴でないというなら、雪見さんも爆発に巻き込まれてしまっただろう。