気がついた時には、俺はあの女子大生と暮らすことになっていた。


念願の女子大生との生活なのに、俺の心は晴れない。


きっとまた、俺は死を経験するのだ。


次は俺が死ぬのか、それともまた俺が残されるのか、それはまだ分からない。






「ぬー…」






ぬーちゃんという名前も、悪くないのかもしれない。







今でもたまに、あのばーさんの声がどこからか聞こえてくる気がした。


優しくて、温かい。







もっと一緒にいたかったな。








これからもきっと俺は、
ヒトと生きる。










ヒトと生きる 終