小柄な猫で、年は俺と同じくらい。 のんびりした自由奔放なやつだった。 「わたしもさー、おまえといっしょなんだー。」 その猫は言った。 「おまえといっしょで、わたしにもカイヌシがいるんだー。」 集会所に集まる猫はほとんどが野良猫だったが、そいつは数少ない俺と同じ飼い猫だった。 「まぁ、ナカマどうしなかよくしよーよー。」 そいつはのんびりそう言った。