猫と生きる





心が葛藤していた。


俺はどうしたいんだろう。








のぶ代さんは俺の膝の上で丸くなって寝息を立てていた。


のぶ代さんを起こさないように、俺はそのままベッドに仰向けになった。


もう考えるのはやめよう。


俺と一緒にいるかどうかは露木さんが決めることなんだから。


俺はそのまま目を閉じた。







気がつくと、俺は眠ってしまっていた。