「うぅ?」





俺の足元でのぶ代さんがごろごろと転がっていた。


のぶ代さんはまだ生まれて1年にも満たない仔猫で、先月に道に倒れているところを助けたのだ。


それからは俺の家にすっかり居着き、家族となった。


「それにしてもさみーにゃー。」


のぶ代さんはごろごろしながら言う。


猫の年齢はよくわからないが、生まれて1年にもならないならのぶ代さんは若いはずだろう。


こんなぐうたらで大丈夫なんだろうか。


「お前さっきから食べるか寝るかコタツでごろごろするかしかしてないだろ。外に散歩でもしに行けよ。」


「やーにゃ。なんでわたしがそんなことを…さむさむ…」


コタツに潜って行くのぶ代さん。