1年、長いようで短かったな。


どん底にいた俺たちが、結愛という存在が現れて…………


立ち直ることができて………


俺たちは、生徒会役員としての仕事を全うできただろうか。


そうこう考えているうちに、見慣れたドアの前に着いた。


「やけに静かだな………」 


「まだ来てないのか?」


蓮も、楓も疑問に思っているようだ。


今日は終わるのも遅かったから、みんな来ている筈なんだけど。