でも、みんながバタバタと動いてやっているのに、私は璃斗の膝の上から出ることは出来ない。


だから、ハンコを押したり、書類をまとめたりするのが私の仕事なんだけど………………


これだけしかしていないのは、なんとなく気が引ける。


「璃斗、私にも他になんか仕事………………」


「仕事ならあげてるだろ?」


璃斗は私の頭をポンと撫でた。


それでも、画面からは顔を離さない。


もう………………


「先輩たちもみんなたくさん仕事してるのに…………私だけ…………なんかわるいもん。」


だから、もっと仕事が欲しい。


「ちょっ、璃斗っ…………」