「結愛、こっち向けって…………」 「ひゃっ…………」 璃斗に顔を回されて、ぶつかり合ってしまうわたし達の目線。 「そらすなって言ってんだろっ?」 「んっ、りとっ…………」 そして、不意打ちのキス。 璃斗のバカっ! 力いっぱい肩を押し返すけど、私の力じゃビクともしない。 「はいはい、ストップ!!」 この声の主は、楓先輩。 そう、今は生徒会室で仕事中。 生徒会室には生徒会メンバー全員が居るっていうこと。