璃斗の膝の上に座っているのは、いくら時間がたっても慣れない。


いつでも、私の心臓は飛び出しそうで、ドキドキしてる。


璃斗に伝わってないのかな?


そう思って、チラッと璃斗の方を見る。


璃斗はすごく真面目にキーボードを打っていたはずなのに……………………


「…………っ…… 」


ビタっと合う視線。


私は耐えきれなくて、すぐに下を向いてしまう。


「どうしたの?結愛ちゃん?」


私の顔を覗いてくる璃斗。


「な、なんでもないっ!」


見ないでよっ………………


私の頬は赤く染まっていく。