ドキドキと鼓動が高鳴る。 「結愛ーっ!」 私の名前を叫びながら、杏奈が走ってくる。 「はいっ!」 「任せて!」 バトンを受け取り、そう答える。 負けるわけにいかない。 負けたくない。 私からのバトンを待つ、璃斗に向かって一直線に走る。 アンカーが近づいているからか、応援の声もまた騒がしくなってきた。