やっと与えられた私の机の上には、ドサッと山積みに置かれた書類の山。


見るだけで気が参りそうになる。


「頑張って?会長秘書さん?」


「杏奈……」


「仕方ないでしょー?」


……仕方ないって。


愁君や茜先輩にも頑張れと応援される。


ちょっと、皆さん……


私の扱い方ひどくありません?


別に先輩たちも杏奈も愁君もサボっている訳じゃないし、それぞれ自分の仕事をこなしているわけだから、文句は言えない。


私は渋々パソコンに向かい、与えられた仕事をこなした。