そのときねいつか修ちゃんもあたし以外の人の涙を拭うときがくるんだって初めて気がついたの。
あたしにしたように
大切な人を背負ったり
なにも言わずに
荷物を持ったり
あの、とっておきの照れ笑いなんかを惜しげもなく見せるんだって…
気づいたらとても
とても苦しくなりました。
急に世界が真っ暗になった気分。
だから焦って、今まで以上に修ちゃんにベッタリになったんだと思います。
いろいろ子供でした。
ごめんね、しゅーちゃん。
あたしは修ちゃんの重荷にはなりたくないと思いながらも、自分のことしか考えていなかったのです。