「拓羽ー、それくれーにしねぇと海斗に殺されッぞ?」

「麗華は海斗だけのもんじゃねぇーもんな!俺だって麗華といてーし!」


はい、キュン死。

こんな可愛いこと言われたらもうバッキュンだよ!


でもさ拓羽が私と仲良くしたって海斗には関係なくない?


ちょっと意味不明。


「麗華!いこーぜ」

私の手を引っ張って歩きだす拓羽。

.....のはずが。


「いってー」

「あ、拓羽。わりぃ」

海斗が扉から入ってきたから行けなかった


「拓羽、麗華の手離せ」

「なんでだよ!別にいいじゃんか」

「だめだ。今日は俺が送ってく」


拓羽と繋がれてたはずの手が今度は海斗と繋がれていた


「お、ちょっと!」

結構きつく引っ張られてつまずきそうになる