俺達が守ってやる


「か、かっこい!」

予想はしてたけどやっぱり海斗もバイクだった。

しかもそのバイクがすごくかっこいい!

シンプルなのに高級感あって。

海斗にとても似合ってた。


「乗れるか?」

「の、乗れません.....」

わざわざ聞いてくれるなんて優しいね。

誰かさんとは違って。

「こっちこい」

海斗の方に行くと抱き上げられた。

「わぁっ」

「ありがと....//」

やばい、顔赤くなる!

「掴まれ」

なんか掴まれって言われると掴まりにくい。

服の端っこをちょっと持つことにした。


「それじゃ落ちんぞ、ちゃんともっとけ」

海斗が私の手を掴んで自分の腰にまいた


密着する海斗と私。

恥ずかしい.....

なんか海斗との接触が多い日だな。


「行くぞ」


海斗は真琴や滉よりも数倍遅く走ってくれた。

たびたび大丈夫か?と聞いてくれる海斗

本当に優しい人なんだね。

「ありがとね!また明日」