俺達が守ってやる

「麗華、こっちこい」




海斗が甘い声で私を呼ぶ



操られたように私の体は動く




「どうしたの?」



「ここ座れ」




海斗が指差したのは膝の上。
海斗のね。





「.......は?」




え、なに?ここに座れってこと?



無理に決まってんじゃん




こんな豚みたいなのが乗ったら海斗の足折れちゃう






「早くしろよ」



「む、無理!!」




流石にこれは恥ずかしいし海斗の身が危険だよ!