俺達が守ってやる

花ちゃんとあの話をして以来、花ちゃんは私と一切喋らなくなった


しかも海斗にベタベタ。


おかげでここ数日海斗と話してない


はぁー.....


ため息ばっかでちゃうな。


「麗華?ため息ばっかついてると幸せにげちまうよ?」

拓羽.....

拓羽は優しいね


「そうだね。逃げちゃうね」


「よし!麗華!今から遊び行こうぜ?」


「えっ?」

「気晴らしだよ気晴らし!」


気晴らしか.....

いいかも。


「ちょっとちょっと。拓羽、なに抜け駆けしようとしてるの?」

「お前だけとか許さないから」

「俺も行きたいな」


みんなが拓羽と私の会話を聞いて一緒に行きたいと言ってくれる


海斗をのぞいて。

海斗は別にいいんだよね。

花ちゃんがいるもんね。


「だめだ!今日は俺と麗華の二人で行くんだよ!邪魔すんな!」


「麗華!行くぞ」と言って私の手をひいて走り出した拓羽


「はぁーっはぁ.....」

走ってバイクの置いてあるとこまで来た


「ごめんな?急に走りだしちまって」

「いいよ!行こ?」