俺達が守ってやる

「....んっ」

起きたらそこは真っ白な天井と消毒の臭いがする部屋だった



「麗華!起きたのね!よかったわ.....
無事で。」


「麗華!大丈夫か?怪我はないか?」



ねぇ....

「お父さんは?....」


「....」

泣きそうな顔で俯くお母さんとお兄ちゃん


そっか。私が殺しちゃったんだ。

私がお父さんに助けをもとめたからお父さんは死んじゃったったんだ。


私が殺したんだ。私が殺したんだ。お父さんを殺したんだ。



「ああぁぁぁーーっーぁぁぁ!!!」


「私が殺したんだ!私がお父さんを殺したんだ!私が助けさえもとめなきゃお父さんは生きてたのに。私が....」


「麗華。お父さんが死んだのは麗華のせいじゃない。お父さんは麗華を守れて嬉しかったはずよ?」



そんなわけない。

私のせいで自分が死んだんだよ。

嬉しいわけないじゃん。