俺達が守ってやる

「グサっ」

鈍い音がした

体に重みを感じた


「.....っ」


私じゃない誰かの苦しむ声が聞こえる


「お父さん!!お父さん!」


お父さんだった。


私をかばって刺されたのはお父さんだった


「....よ、かった....麗華が、、無事で」


「お父さん!しっかりして!!」


今までにないくらい叫んだ


「....れ、いか。幸せに、、なるんだぞ、、、」


「お父さん!お父さん!お父さん!お父さん!いやっ!お父さん!起きてよ!お父さん!」



それからは何も記憶がない。

ただパトカーのサイレンが聞こえた