俺達が守ってやる



「おねーちゃん、一人?」

見知らぬギャル男がはなしかけてきた

この前のことがあったから警戒心はバッチリ。


怒らせないように上手く言わなきゃ

「いえ、一人じゃありません」

「嘘つかなくていいよ?一人でしょ」

うざ。一人じゃないって言ってんじゃん


「ちがいますから」

「そんなこと言わずにさ」

腕をいきなり引っ張られた

「やめて!」

あの時の光景が蘇る。

怖い。怖いよ。

「黙れ。嘘つくおねーちゃんがいけないんだよ?黙ってやらせろ」