乙女ときどき予知者 Ⅱ




「1年A組斯波心奈(しば・ここな)チャン。運動神経抜群の上、ちょー美人!!もう何人かにコクられたんだって」



よっちゃんは自慢げに言った。



『何でそんなに詳しいんだよ』



入学して間もないのに。


「情報屋を舐めないで頂きたい!」



ニッと歯を見せ、Vサインを俺に向けた。



まるでキラーンと効果音が鳴りそうな決めポーズだった。



「えーゆうちゃん、もしや恋?」



『ちげーよ!俺はバスケ以外興味ないし……「おーい、そこサボんなー!」


遠くから先輩が叫んだ。


『すいません!!ほら、早く続けようぜ?』



「へいへい」