乙女ときどき予知者 Ⅱ




でも、あの日からそう呼ばれることが喜びを感じた。



あの日からキミを目で追うようになった。



それは時間が経つに連れて気持ちは強くはっきりしてきた。



恋―……。



それがバスケ以外で、はじめて好きになったもの。



いつ頃だろ……。



あれは……入部して少し慣れた頃のこと。



――……。



部活の練習中。



その日はパス練習だった。



「ゆうちゃん、パスっ!」



『おう!』



俺は飛んでくるボールに手を構えた。